農業とおカネのはなし。

いつかは、このブログで書かないといけないなぁと、
思っていたテーマであります。

サラリーマンから、農業の世界にいくにあたって、やはり最大の
心配事は、おカネ的なことでした。

はたして食っていけるのだろうか…

この不安にさいなまれ、最終的には、まあなんとかなるか(^^; と
いうエイやーでとびこんだわけですが…

現在も、農業の世界にいこうか迷っている人は数多くいるでしょうし、
この不安をもっている方もいると思うので、
飛び込んだ身として、本音を語れば少しは参考になるのでは?とも
思っての記事であります。

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まあ、実際やってみると、
「農業って、カネかかるな~ぁ」 

と思う瞬間はは多々ありますっ!

まだ研修生として太田農園にはいった自分でそう思うのですから、
じっさいに独立して農業はじめるてたら、もっと実感というか、
冷や汗かいてただろうというか。

サラリーマンの時に想像していたのと、
実際に実感するのとではやっぱ全然感覚が違うわけですね。


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農業 というのは、 事業 ですから、事業資金がかかるわけです。

サラリーマンの時は事業資金は、会社側が負担するものです。

僕は営業をやっていた時期はありますが、営業車や、高速代や
ガソリン代や携帯代、パソコン、プリンター、そして営業所自体の
借り賃や空調代、机、紙、ホワイトボードなどなどにいたるまで、
当たり前のことですが、すべて会社が負担をしていました。

でも、サラリーマンやってるとこのことは当たり前すぎて、というか、
そりゃそうでしょみたいな感じで、全く他人事なんですね。
車の中で携帯を充電する機器を買った時、それが経費で落ちなくて、
そんなことで不満を感じていたぐらいです。
会社側が出して当然ってスタンスですよね。

給料明細をもらうときに、税金とか年金が引き落とされていて、
税金って高いな~なんて、思いながらもまあしゃ~ないか~ぐらいの
話ですよね。


これがですね、農業を自分で始めるとなると、もちろん税金や
年金もかかりつつ、これまで会社側が負担していたすべての
事業資金が自分にふりかかってくるわけです。

この重みは、じっさいやってみないとわかりません。
というのも、サラリーマンやってる時に、ぼくだって、こういうのに
これだけのおカネがかかるんだろうなぁとはある程度予想していた
わけです。

しかし、実際にやってみると、ほんとはもっと細々必要なんです。
で、細々でも、積もり積もって、けっこうな額になるんです。
それが自分にふりかかってくるわけです。

例えば、ナスを定植するのに支柱をたてますが、
一本100円とします。3本仕立てをすると、一つの苗に
3本で、300円かかります。家庭菜園なら、植えるのは5本ぐらいですから、
1500円です。でも、農業で食っていくとなると、ナスも、60苗ぐらい
植えたいわけですよ。 そうなると、100×3×60ですから、
それだけで18000円なわけです。 

これを自分の財布から出すわけですよ。
こんな支柱ごときに18000円かよ!と思うわけですわ。

ナスを植えたら、水やりのホースがほしくなります。
ホース30mので、ノズルとか合わせると5000円ぐらいになります。

マルチだって1000円分ぐらい使うでしょう。

誘引するヒモも買わないといけないし、収穫用のハサミはいるし、
コンテナはいるし、重量をはかる量りはいるし、軽トラはいるし、
ガソリンはくうし…

一から農業をはじめるとなると、
こういう事業資金すべてが自分にふりかかってくるわけです。

こういう実際にやってみないと想定できない細々があるわけです!
ですから、やっぱり事業資金としての、おカネはいるわけです。

おカネは、いります!おカネは、いります!
声を大にしていいます。

おカネは、いります!

じゃあ、どれぐらいあればいいの?という話ですが、
目安は300万円だと思います。

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有機農業をやりたいということで、迷っている方とたまに話をします。

けっこういるんですね。おカネがあんまりないって人。
要は、貯金が100万円未満という人です。

はっきりいって厳しいです。
できないとはいいません。はじめるだけなら、できます。
でもそれだと続けていくのが難しいんです。

上記のように、想定できない出費があるからです。

中には、農業に使う資材は、自作すればいいじゃんって思う人が
いるでしょう。いや、僕もそうでした。

竹はいっぱい生えてるし、それを切れば支柱になるやんと。
でもね、じっさいやってみましたけどね、支柱となる竹を探し、
伐採し、長さをそろえ、搬送しとかをですね、5本10本ならできますけど、
300本やろうと思うとかなり大変なわけですよ。

ここが、家庭菜園と違うところです。農業で食っていくには、数をつくる
必要があり、資材だって数が必要なわけです。それをそろえるには、
かなりの時間と労力がかかるわけです。そして、それをやると、
野菜を育てたり、種をまく時間がなくなり、後手後手になっちゃうんです。

そういうのやってると、植えたりするタイミングを逸するわけですね。
農業において、植えるタイミング(時期)を逸するというのは、
致命的です。 これもやってみないとわかりませんが…

さらに、支柱は自作できても、ホース、はさみ、ノズル、マルチ、
軽トラ、コンテナ…なんてのは、自分ではつくれないわけです。
自作できるものはありますが、できるものは限られているんです。

こうやって考えると、やはり農家の後継ぎってのはいいもんですね。
一通りの資材はそろっているわけですから、栽培に専念できるわけです。
おカネも一から揃えるのに比べたら、断然かからないんです。

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何かで食べていくってたいへんなことですなァ。

もう一度整理します。

・サラリーマンの場合
自分や家族の生活費+税金+年金 

・農家の場合
自分や家族の生活費+税金+年金+農業の事業資金

がかかるわけです。
もちろん、税金は安かったりしたりすることもありますが、
事業資金はそのマイナス分なんて軽々と越えて飛んでいくわけです。

ほんでいて、一般のサラリーマンみたいに、300~400万円の年収をあげられるかというと
けっこう有機農業だと大変なわけです。

例えば、有機農業で300万の売り上げをあげようとします。
いろんな作物があるので、一概には言えませんが、一袋150円で売るとします。
3,000,000円÷150円=2万袋!

どうですかみなさん!

2万袋ですよ、2万袋!

2万袋!

まあ、ピンとこないですよね。

1年で100日(3日に1回)出荷日があるとして、そのたびに200袋売れないと
そうはならないわけです。

まあね、そうは売れないっすよ200袋も。
最初からそんな売れないんですよ。

ていうか、はじめて1~2年で、3日に1回200袋用意するだけの
作物をそろえるのだけでも大変です。 

それだけの生産ができる畑の広さも必要です。
3反ぐらいじゃだめでしょうね。5反はほしいし…

でもね、やっていって、経験をつみ、お客さんをつかみ、
技術を高め、栽培品目を厳選し、販売方法を工夫し、
信頼を深めて、土地を借り…って
やっていけば、3年ぐらいたつとできるようになるわけです。

3年がんばればできるんです。

だから、3年がんばれるというか、3年つづけられるようにというか、
その当面の、
「自分や家族の生活費+税金+年金+農業の事業資金」のために、
やっぱり、おカネは必要だと思いませんか?


【今日の格言】
おカネはなくても、農業できます。
でも、つづけられません。



まずは、農業資金300万円貯めましょう!

※就農給付金は、生活費で飛んでいきます。

7/6(日)雨がふったらどうするの~?

はいこんばんは。

ようやく、恵みの雨がきました!

小雨


畑にとってはGoodですが、日曜日の田んぼの草取りが心配…

しかし、ここで宣言しておきますが、
小雨でも決行します!

草は、まってくれません。今しかないって時が、農業にはあるのです!

まさに、農業体験!

どしゃぶりならさすがに止めますが(^^;)


ただ、雨の時、お子さん連れの方や、体調の悪い方、やっぱり今日は…って方は、
遠慮なく休んでいただいてかまいません。

その際はてっぺいまでご連絡くださいませ~→09091240478





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